Claude CodeでExcel集計を自動化する方法|xlsxを置いて指示するだけ【初心者向け】

データ分析

Claude CodeでExcel要約・集計する|xlsxを置いて指示するだけ【初心者向け】

「毎月の売上Excel、またVLOOKUPとピボットで時間を溶かす……」

「複数シートに散らばった数字を、会議用に1枚にまとめたい」

「生成AIは触ったことがない。Excelの集計を任せられる?」

——こう感じている方でも、本記事の手順なら プログラミング不要で始められます。

やることの本体は、フォルダを1つ用意して Excel(xlsx)を入れ、Claude Code に日本語で指示する

——これだけです。

私自身も、営業実績の集計クライアント向け報告用の数字整理会議前のデータ要約を、高い頻度で行っています。

これまで 社内のExcelテンプレートを開き、関数やピボットで手作業することが多かったのですが、元データの整形だけで 30 分〜1 時間かかることもありました。

そこで Claude Code に切り替えました。

元データの xlsx をフォルダに置き、「この条件で要約・集計して新しいファイルを作って」と依頼する

——指示文を書くだけで、集計結果や要約シートが返ってくるようになりました。

本記事が数値集計・分析に悩む方の一助になれば幸いです。


本記事のターゲット

  • 生成AI・Claude Code 初心者で、Excel の要約・集計を楽にしたい方
  • 生データや調査データの xlsx が大量にあり、集計・整形に時間がかかる方
  • 営業・経理・企画など、会議・報告用に数字をまとめる機会が多い方

背景——「データはあるのに、まとめるのが面倒」

現場では、次のような Excel 作業が繰り返し発生します。

  • 売上・受注データ——担当者別・商品別・月別に集計したい
  • 複数シート・複数ファイル——同じ項目を横に並べて比較したい
  • 会議前の要約——長い一覧から、上位10件・異常値・前月比だけ抜き出したい
  • 報告用テンプレへの流し込み——社内フォーマットに数字を当てはめたい

多くの場合、元データと出力フォーマットの型は決まっているのに、毎回フィルタ・関数・コピペで時間を取られます。

集計ロジックの 7〜8 割は共通、条件だけ変わる

——ここを Claude Code に任せる、というのが本記事の考え方です。


Claude Code とは?(30秒で理解)

Claude Code は、Anthropic 社の AI「Claude」を パソコン上のターミナル(黒い画面)から使うツールです。

通常の ChatGPT や Claude の Web 版との違いは、指定したフォルダ内のファイルを読み書きしながら指示に対する作業を完了させること。

Excel を置いておけば、「この数字の傾向をサマリして」と依頼できます。利用者が Python 等を書く必要はありません。


何ができるか——期待値の線引き

任せやすいまだ人間の確認が必要
条件指定での集計(合計・平均・件数)複雑な会計ルールの解釈
シート間・ファイル間の統合マージセルだらけのレイアウト維持
上位N件・期間フィルタ・グループ別サマリ百万行クラスの超大容量データ
要約シート+元データの並列出力最終数字の監査・承認

「どう集計するか」の指示は AI、数字の正しさの最終責任は人間

——特に経理・売上数字は、出力後に必ず目視確認してください。


4 ステップ——セットアップから要約・集計まで

ステップ 1:Claude Code をセットアップする

必要なもの: パソコン(Mac または Windows)、インターネット、Anthropic アカウント(有料プラン)

1-1. Node.js を入れる(初回のみ)

Claude Code の動作には Node.js が必要です。

  1. https://nodejs.org/ を開く
  2. LTS(推奨版) をダウンロードしてインストール
  3. ターミナル(Mac)または PowerShell(Windows)を開き、次を入力して Enter
node -v

v20 などバージョン番号が表示されれば OK です。

1-2. Claude Code をインストールする(初回のみ)

ターミナルで次を実行します。

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

1-3. ログインする(初回のみ)

claude

初回起動時に Anthropic アカウントへのログインを求められます。画面の指示に従って認証してください。

リン
リン

「ターミナル」とは、文字でコマンドを入力する画面のことです。Mac なら「ターミナル」アプリ、Windows なら「PowerShell」を検索して開きます。


ステップ 2:作業用フォルダを作る

Claude Code は 権限を与えたフォルダの中だけ ファイルを読み書きします。

Excel集計/
├── 元データ/              ← 集計したい xlsx・csv を入れる
│   ├── 売上_2026Q1.xlsx
│   └── 受注一覧_3月.csv
├── テンプレ/              ← 出力フォーマットの参考(任意)
│   └── 月次報告_テンプレ.xlsx
└── 完成版/                ← 出力先(空でOK)

ポイント:

  • 1ファイル1用途(「3月売上」「受注一覧」など)に分けると指示が通りやすい
  • 完成版/ は空のままで OK

ステップ 3:Excel ファイルをフォルダに入れる

元データ/ に、集計の 入力となる xlsx または csv をコピーします。

任意で テンプレ/社内の報告フォーマット(列名・シート構成の参考)を置いておくと、出力の形が安定します。


ステップ 4:Claude Code を起動して、指示する

4-1. 作業フォルダで Claude Code を起動

cd ~/Desktop/Excel集計
claude

4-2. 要約・集計の内容を書いて、指示する

パターンA:シンプルな集計(初心者向け・そのまま使える)

元データ/売上_2026Q1.xlsx を読み込み、数値の傾向を分析し、完成版/ に新規 xlsx ファイルとして作成してください。
ファイル名は「売上集計_2026Q1_担当者別.xlsx」としてください。

パターンB:複数条件・要約付き(会議資料用)

元データ/受注一覧_3月.csv を読み込み、
下記の内容を xlsx 形式でまとめ、完成版/ に新規ファイルとして作成してください。
ファイル名は「受注サマリ_2026年3月.xlsx」としてください。

【やってほしいこと】
1. 「サマリ」シート:ステータス別の件数・金額合計
2. 「TOP10」シート:金額上位10件(顧客名は匿名化:A社・B社…)
3. 「前月比メモ」シート:テキストで3行以内の要約(増減の傾向だけ)
4. 元データは「raw」シートにそのまま取り込む

パターンC:テンプレート参考(社内フォーマットに合わせる)

テンプレ/月次報告_テンプレ.xlsx の列構成・シート名を参考に、
元データ/売上_2026Q1.xlsx の数字を当てはめ、
完成版/ に「月次報告_2026年3月.xlsx」として新規作成してください。

【ルール】
- テンプレの列順・ヘッダー名は維持
- 「実績」列のみ元データから集計して填入
- 集計対象期間:2026年3月1日〜3月31日
- 担当者別シートと全体サマリシートの2シート構成

これだけで大丈夫です。

最初は 「元 xlsx を読んで、集計し傾向を考察し、完成版に新規保存」 という形がいちばんシンプルです。

4-3. 出力を確認する

完成版/ の xlsx を Excel で開き、次を確認します。

  1. 合計・件数が手計算または元データと一致するか
  2. フィルタ条件(期間・担当者など)が意図どおりか
  3. お客様名や用語が間違えていないか

数字は 必ず人間が確認してください。AI の集計ミスはゼロではありません。


業務フロー——Before / After

削減されるのは「関数を組み・ピボットを触る時間」です。


うまくいくコツ・いかないパターン

うまくいくいかない
集計条件を箇条書きで具体的に書く「このExcelまとめて」だけ
列名をそのまま指示に書く(「売上金額」など)列名が不明なまま依頼
出力後に合計値を目視確認AI 出力をそのまま報告
マスク済みデータで試す生の個人情報・社外秘を無確認で投入
テンプレ xlsx で出力形式を固定毎回ゼロからレイアウトを任せる

まとめ

Excel の要約・集計は、元データをフォルダに置き、条件を日本語で指示するだけでかなり楽になります。

Claude Code は関数やピボットを覚えていなくても、「担当者別に売上合計」「TOP10抽出」「テンプレに流し込み」といった依頼に応えてくれます。

手順は 4 つだけです。

  1. Claude Code をセットアップ(Node.js → インストール → ログイン)
  2. 作業用フォルダを作る元データ/テンプレ/完成版/
  3. 集計したい xlsx / csv を入れる
  4. 「要約・集計し、傾向を新規 xlsx にまとめて」と指示する

生成AI初心者でも、フォルダ+指示文から始められます。数字の最終確認は人間が行う

——その前提で、集計と整形の工数を先に減らすと、会議準備や報告業務は大きく楽になります。

よくある質問

Q1: Claude Code 初心者でも Excel の要約・集計ができる? ▶︎

できます。関数やピボットを書く必要はありません。作業フォルダに xlsx や csv を入れ、「担当者別に売上合計」「TOP10抽出」など条件を日本語で書いて指示するだけで、新しい Excel ファイルが完成版フォルダに出力されます。

Q2: xlsx と csv どちらが向いている? ▶︎

どちらも使えます。シンプルな一覧データなら csv の方が軽く扱いやすいことが多いです。複数シートや社内テンプレの列構成を維持したい場合は xlsx が向いています。迷ったら元データの形式のまま渡してください。

Q3: 集計結果の数字は信頼していい? ▶︎

最終報告前に必ず人間が確認してください。合計値・件数・期間フィルタが意図どおりか、Excel で spot check するのが鉄則です。AI は集計ミスをゼロにできません。特に売上・経理数字は二重チェックを推奨します。

Q4: 指示文はどう書けばよい? ▶︎

「元データ/〇〇.xlsx を読み込み、下記条件で集計し完成版/ に新規 xlsx を作成」と書き、【集計条件】に対象シート・グループ化する列・集計する列・並び順・出力シート名を箇条書きします。列名は Excel 上のヘッダーをそのまま書くと精度が上がります。

Q5: 社外秘データをフォルダに入れてよいか? ▶︎

組織の情報セキュリティポリシーと Anthropic の利用規約に従ってください。実務では顧客名・売上をマスクしたサンプルデータで試し、本番は Enterprise プラン等を検討するのが一般的です。

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