データサイエンティストとして、私は日々の業務で分析の前提構築やマーケターへの施策提案をする上で、エンドユーザーが触れる「雑誌」を欠かさず読んでいます。
雑誌は消費者トレンドやニーズを把握する貴重な情報源ですが、単品購入だと1冊約500円のコストがかさみます。そこで私はKindle Unlimitedを活用し、コスト効率よく情報収集を行っています。
本記事では、Kindle Unlimitedを活用した「お得に賢くビジネストレンドを把握する方法」について、実践的なノウハウをご紹介します。
本記事のターゲット
- トレンドを把握し、効果的な施策立案をしたいマーケター
- エンドユーザーについて深い顧客理解を目指す方
- コスト効率よく情報収集したい方
- 懸賞応募の特典も得たい方
読み放題サービスの比較
雑誌やビジネス書が読み放題であるサービスについてコンテンツ幅や機能を踏まえて、費用対効果を比較していく。
サービス | 対象コンテンツ | 機能 | 月額費用 |
---|---|---|---|
Kindle Unlimited | 200万冊以上以上の電子書籍、人気雑誌多数 | 端末間同期、ハイライト機能、オフライン読書 | 980円 |
dマガジン | 国内雑誌約2,400誌 | スマホ・タブレット専用、記事検索 | 580円 |
楽天マガジン | 国内雑誌約10,000誌 | 記事単位での検索、専用アプリ | 572円 |
コンテンツの多様性、ビジネス書の充実度、使いやすさという観点から、私は「Kindle Unlimited」を採用しました。公式価格は980円/月ですが、2ヶ月無料キャンペーンや再入会特典を活用することで、実質年間8,000円程度で利用できています。
以下では具体的に「お得に賢くビジネストレンドを把握する方法」を3つのアプローチで紹介します。
お得に賢くトレンド把握する方法
① 懸賞に応募する
Kindle Unlimitedでは多くの雑誌の完全版を読むことができるため、紙の雑誌と同様に懸賞企画にオンライン応募することができます。私が直近1年間で継続応募して獲得した景品は以下の通りです
・ニンテンドープリペイドカード 3,000円分
・Amazonギフトカード 3,000円分 × 2
・Apple Gift Card 3,000円分
・Amazonギフトカード 1,000円分
合計13,000円分の景品が当選しました。Kindle Unlimitedの年間購読料が980円×12ヶ月=11,760円ですので、懸賞だけでコスト以上の価値を回収できています。
また、懸賞応募時のアンケートは、顧客理解を深める貴重な情報源となります。消費者の生の声や次号のテーマ予告が含まれていることも多く、トレンドを先取りする手がかりにもなります。

私も実際に回答してみたら、1雑誌につき1~2分で回答できます。ただ、Kindle Unlimited上に表示されているアンケート応募URLを直接ブラウザに入力しなければならない点が少し億劫でした
② 消費トレンドを俯瞰把握する
例えば、主婦層をターゲットにしたUVケア商材を販売するマーケティング担当者が、ターゲット顧客の消費トレンドを把握したいケースを考えてみましょう。
主婦層に人気の雑誌「オレンジページ」「レタスクラブ」「クロワッサン」「天然生活」「LDK」などの過去数ヶ月分を分析することで、以下のようなトレンドが見えてきます
- 季節変化による関心事の推移:春から夏にかけては「紫外線対策と肌の乾燥防止」、秋から冬にかけては「乾燥対策と保湿ケア」が重点テーマとなっている
- 製品選定基準の変化:「価格重視」から「成分安全性重視」へのシフトが顕著
- 人気製品カテゴリー:日焼け止めはSPF値よりも「肌負担の少なさ」「白浮きしない」特性が高評価
- 購入チャネル:ドラッグストアからECサイトへの移行傾向
このように雑誌分析から得られる情報は、通常なら高額なアンケート調査やモニター調査を行わないと把握できないものです。Kindle Unlimitedで大枠を把握した上で、自社顧客向けの仮説を立て、追加の調査を行うことでより精度の高いマーケティング戦略が構築できます。

雑誌・出版社の調査・取材力を自社で実現しようとするとハードルが高いですよね。雑誌情報を俯瞰把握することで二次調査とし、一次調査を自社で行う流れの方がスムーズです
③ 雑誌以外の主要なビジネス書を読む
Kindle Unlimitedの大きな強みは、雑誌だけでなく幅広いビジネス書も読み放題である点です。トレンド把握と並行して、より深いビジネス理解につながるため、是非以下の書籍をはじめとしたビジネス名著やノウハウ書にも目を通すと良いでしょう。
- 『道をひらく』松下幸之助著 (PHP研究所)
- 『まんがで身につく 孫子の兵法』長尾一洋著 (あさ出版)
- 『データマネジメントが30分でわかる本』 ゆずたそ著
- 『SEO対策・超入門2023』 滝口健太郎著
- 『コンサル一年目が学ぶこと』 大石哲之著 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
最新の消費トレンドと体系的な専門知識を組み合わせることで、より説得力のある施策提案が可能になります。上記はほんの一部になりますので、ぜひお気に入りの書籍を見つけてみてください

毎月1〜2冊のペースで計画的に読書することで、年間12〜24冊の専門書分の料金が浮きます。通常の書籍購入なら数万円の投資になる知識習得が可能な点もお得です。
最後に
本記事では、Kindle Unlimitedを活用した効率的なビジネストレンド把握の方法を紹介しました。定期購読料を懸賞で回収しながら、消費者トレンドの把握とビジネス書による知識習得ができる非常にコストパフォーマンスの高いサービスです。
ただし、便利な反面、読書に没頭しすぎると時間管理が難しくなる点には注意が必要です。私自身は通勤時間や入浴時間など、隙間時間を活用することで効率的に情報収集しています。
データサイエンティストも経営者やマーケターなどステークホルダーとのコミュニケーションを行う上で、消費者を取り巻くビジネストレンドを把握しておくことは不可欠です。その重要性については、当ブログの過去記事「市場価値の高いデータサイエンティストになるための『5つの読書習慣』| おすすめ本・必要なビジネススキル」も併せてご覧ください。